東京の上野にある清水観音堂は 国の指定重要文化財であり、多くのご利益もあるとされ、四季を通じてたくさんの人が訪れます。
京都の清水寺と同じ『舞台造り』で、枝を丸く伸ばした『月の松』が"名所江戸百景"としても有名なお寺です。
清水観音堂の見どころやご利益などについてご紹介しましょう。
注目のパワースポット上野の清水観音堂の歴史や見どころとは
清水観音堂は、寛永8(1631)年に天台宗「東叡山寛永寺」の開山、慈眼大師天海大僧正(1536~1643)によって建立されました。
「東叡山寛永寺」は、天海大僧正が"京都御所の鬼門を守る"という比叡山の思想に倣って、江戸城の鬼門を守るために建てたもので、清水観音堂は京都の清水寺を見立てたお堂です。
初めは上野公園内の「擂鉢(すりばち)山」に建てられましたが、元禄7(1694)年に現在地に移築され、上野の山に現存する、創建年時の明確な最古の建造物です。
平成2年12月から文化財保存修理が行われ、平成8(1996)年10月に竣工、元禄移築時の面影を再現するに至っています。
ご本尊には秘仏『千手観世音菩薩像』が祀られ、合掌した手の他に、あらゆるものを持つ様子をあらわす40の手は、"全ての世界の全ての生きものに慈悲の手を差し出す"という仏教の教えであると言われています。
また、ご本尊の右脇に祀られている脇尊の仏様は『子育て観音』といい、子授け・安産・子育ての観音様として広く信仰の対象になっています。
上野のパワースポット清水観音堂のご利益とは?御朱印やお守りもご紹介
清水観音堂には「開運・厄除」「祈願成就」「病気平癒」「夫婦円満」「恋愛成就」「子授け」など多くのご利益があると言われ、上野随一のパワースポットとしても有名です。
本堂の横には人形供養の碑も建てられ、年に一度行われる人形供養も多くの人が参拝に訪れます。
御朱印は3種!お参りがすんだらお願いしよう
清水観音堂にお参りすれば、釈迦如来の『上野の大仏の御朱印』、薬師如来の『パゴダ(仏塔)の御朱印』、観音菩薩の『清水観音堂の御朱印』の3種類の御朱印がいただけます。
御朱印は清水観音堂の社務所でいただくことができ、初穂料は各300円となっています。
よいご縁を結ぶお守りの種類も豊富!
「子授け観音」が有名なので、おすすめは子育てや安産、縁結びなどのお守りですが、そのほかにもユニークなお守りがあります。
●すこやか子供お守り
子供の健やかな成長を見守るお守りで、かわいい人形がついています。
●夢守り
眠るときの夢、将来の夢どちらもいい夢を願うお守りです。
●香りの袋えんむすび
天然香料を使用したお香の甘い香りのお守りで、「愛」の文字のある絵馬、「幸」の文字のある「米」も付属でついています。
清水観音堂 詳細情報
●住所
〒110-0007 東京都台東区上野公園1-29 MAP
●アクセス
上野駅から徒歩5分
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